▼記憶にあるのはG3だけ…8▼
ガメラ2は確か二回観た
山形の映画館と上山市民会館
山形の映画館はシネマ旭の二階だった
うっすらとレギオン(敵怪獣)の劇場限定版ソフビが売店で売られていたのが記憶にある
また市民会館での上映は、アニメワンピースと二本立てだった
しかし、まさかガメラの腹部がガバッと開いてウルティメイトプラズマ(最終必殺技)が発射されるとは…度肝を抜かれた
怪獣映画最高傑作と言っていいと思うよこれは
そしてそれから3年の月日をかけて、遂に平成ガメラシリーズ最終章
ガメラ3〜邪神(イリス)覚醒
が1999年に上映された
怪獣映画の最大の疑問
【なぜ怪獣は日本ばかりに現れるのか?】
の答えがこの映画で明らかにされるらしい
期待は200パーセントを超えていた
これは友達とその息子(当時小学生)と三人で観に行った
今でも忘れられないのが、自衛隊がガメラを攻撃すると言ったセリフの後に、友達の息子がスクリーンに向かって
「ガメラは味方だよぉぉ」と叫んだ事
子供っていいなぁ…
なんかそんな感じにさせられた
しかし…
映画自体は本編が多く特撮(怪獣が暴れるシーン)が少なく、今回の映画のヒロイン前田愛、中山忍、山咲千里、藤谷文子(スティーブン・セガールの娘)と女優が目立ち、はたまたラストシーンは「さあ。どうしましょ」というシーンで終わるという期待度200パーセントで挑んだ私には「こ、これって怪獣映画じゃなく、お姉ちゃん映画だよね…」が感想で怒りと不完全燃焼で「つまらね…」とつい口ずさんでしまう結果になってしまった
そうそう友達はその時失業中だった
その友達の感想は「おもしろかった」だった
少し時間を置いて、もう一度劇場を訪れた
今度は一人で…
最後のシーン
泣いた…
怪獣映画を観て泣いた…
なんなんだろうね
この変化は…
この時、人生の教訓を得た
【一度より二度】
おかげでこのガメラ3〜邪神覚醒は私にとって生涯忘れ得ぬ最高の映画となった
余談
この映画の試写会の模様がワイドショーで流れ、前作に出演した沖田浩之氏のインタビューがあったが、その数日後、彼は自殺している
原宿の竹の子族で脚光を浴び芸能界デビュー、アイドル歌手から役者に転向し、これからという時だったので、とても惜しまれてならない
(学生の頃、毎週原宿に写真撮りに行ってたんだよなぁ…)
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